ITMedia の私的ランキングで振り返る2011年のノートPCという記事に触発されました。わたしにとっての2011年度ノートPC 私的ランキングを書いてみます。
- Apple MacBook Air 13 インチタイプ
- SONY VAIO Z
- SONY VAIO S
- ASUS Zenbook UX31
- DELL Alienware M11x R3
- DELL Alienware M18x R3
- Lenovo Thinkpad X1
- Acer Aspire S3
- Lenovo U300s
- 東芝 dynabook R631
上位 1~6 はいい意味で驚かせてくれました。
7~10位はコレジャナイブック賞を進呈します。特に Thinkpad X1、君はコレジャナイブック大賞だ(´・ω・`)
では1つずつ感想を書いてみようと思います。
MacBook Air 13 インチタイプ
携帯性を重視したモデルが多数リリースされていて、Ultrabook 市場ではカンブリア大爆発の真っ只中にあるわけですが、そのきっかけともいえる存在。
もちろん MacBook Air 以前にも携帯性重視のノート PC は存在しました。しかし、どれも性能は低くバッテリ駆動時間も短いのに値段は無駄に高いとほとんどの人にとって選択肢にはなりえないモノばかり。作ってる各社も「モバイル PC ってそういうもんでしょ」という態度でした。
そこにグラフィックを除けば、比較的高い処理性能(Cinebench R10-M32bit でスコア 6223)をもち、バッテリで長時間駆動可能(無線 LAN 接続でメール、Webサーフィン程度なら5時間)で、軽くて(1.33Kg)で 11 万という手ごろな価格の MacBook Air が登場すれば人気も集中するでしょう。
MacBook Air が発売されてからは、これに劣る自称モバイル PC には「ザンネンブック」という不名誉な称号が与えられることになりました。
VAIO Z
MacBook Air が価格・性能・持ち運びやすさを上手に割り切って作ったマシンだとするならば、VAIO Z は価格を度外視して性能と持ち運びやすさを追求したマシンではないでしょうか。
構成にもよりますが、PCMark7 スコア4000、Cinebench R10 スコア10000近く、順次読み込み 1GB/s (ランダム 450MB/s)、順次書き込み 400MB/s (ランダム 200MB/s)とデスクトップも真っ青な性能。価格も 30 万近くと真っ青になります (^^;
現在でも価格・性能・持ち運びやすさのどれでもトップクラスの高さであり、とんがりまくった究極のノート PC ということで Ultrabook といってもいい気がします。
価格に関して補足すると VAIO Z でも構成次第で 12 万程度にできますが、それなら MBA を買った方がいいと思います。
VAIO SE
このサイズになると性能は心配しなくてもいいというか気にしなきゃならないモデルの方が間違ってると思うのですが、数年前とは事情が異なってきたのか 15 型クラスの大きさで 2.5Kg にもなる重量でありながら Core i3 + 解像度 1366x768 + メモリ 2GB とか実用に耐えないモデルばかりを目にしている気がする今日この頃。
そんな首をかしげざるを得ない状況だからか、大画面・高解像度・高性能でありながら重さ 1.9Kg, 価格15万以内に抑えた VAIO SE が印象に残りました。価格と性能のバランスはかなりいいと思います。
CPU の性能だけじゃなくてそこそこのグラフィック性能もほしいし、たまに持ち歩くかもしれない。それでいて価格は抑えたいという人におすすめ。7月に発売されていたらわたしはこれを買っていました(´・ω・`)
Zenbook UX31
いろんなところから MacBook Air の足元にも及ばないコレジャナイブックがリリースされる中でようやく登場した Ultrabook。2012 年 1 月 4 日現在、MacBook Air に価格・性能・持ち運びやすさの総合点で真っ向から勝負できるのはこれしかないと思います。バッテリもメール+ブラウジング程度なら4時間くらい持ってくれるので、まずまずじゃないでしょうか。
個人的なマイナス点は BackSpace キーの真上に電源ボタンがあること。
誤爆したらどうするんですか、まったくもー。購入したらまず最初にボタン誤爆してもシャットダウンしないように電源設定を変更する必要がありますね。
Zenbook が発売されてからは、ノート PC を買い換えたいんだけどと相談された時はこれを紹介しています。
Alienware M11x R3
DELL の廃スペックライン Alienware シリーズの中で最も小型 11 インチモデル。「小型ノート PC = 性能は低く 3D ゲームなんて無理無理」という常識をひっくり返してくれました。
PCMarkVantage スコア 10000 オーバー(実測結果はこちら)、3DMarkVantage スコア 4200 オーバー(実測結果はこちら)と処理性能はメディアドックを付けた VAIO Z に匹敵します。
11型ノート PC でありながら FF XI やリネージュ 2 が普通に動きます。もっといえば、FF14 のような例外はありますが、オンラインゲームのほとんどはこれで遊べます。
驚くほど持つバッテリも魅力。無線 LAN 接続でメール+ブラウジングであれば実測 8 時間半、3DMark Vantage をぶっつづけ2時間半という驚異のバッテリ駆動時間。
欠点を上げるとすれば、重量でしょうか。11型ノート PC でありながら 2Kg という超重量。高性能でありながら長時間のモバイルユース実現するためには、大容量バッテリが必要になるので仕方がないことではありますが。ただ、コンパクトなので脇に抱えて持ち運ぶ場合はそれほど苦になりません。
3D ゲームもできて、持ち運びもしやすいノート PC がほしいという方にお勧めです。
Alienware M18x R3
性能をひたすら追求した、ノート PC でもここまで性能は出せるんだということを証明するためにあるようなモンスターマシン。
一般に、ノート PC でデスクトップと並べられるほどの 3D 性能を持たせることは難しいとされています。しかしこのマシンは 4Gamer さんの記事をみればわかるように、ほとんどのデスクトップを超える性能を持ちます。
Skyrim が普通に動きます。Battle Field3 が普通に動きます。最上位構成なら高画質でも。
もうちょっと詳しく書くと、3DMark11 スコア P6000 オーバーはちょっと前までのデスクトップにおけるハイエンド構成(Core i7-2600K + GeForce GTX580)とほぼ同じレベル。大抵のデスクトップは価格を抑えるために GTX550Ti なんかが使われていて、これだとスコア P2500 程度にしかなりません。Alienware M18x R3はほとんどのデスクトップの性能を超えるのです。
高い性能の代償に、重量トップクラス。AC アダプタと合わせるとおおよそ 7.2Kg。AC アダプタだけで約 1.5Kg もあります。これを持ち歩くのは性能を重視するわたしでもちょっと・・・と思ったのですが世の中上には上がいるもので、夏の秋葉原でこれを抱えて歩いている人とか、エクセルシオールでこれ使っている人を見かけました。ほんと驚きです。
値段も 37 万と「高い!」と評判の VAIO Z をも上回ります。
PC と筋トレ用具を兼用したいという奇特な方や、ただひたすらに性能だけを追い求める浪漫好きな方にお勧めです。
閑話休題。ここまではいい意味で驚かせてくれたノート PC ですが、これからは悪い意味で驚かせてくれたためランクインしたコレジャナイブックのお話になります。ネガティブイヤンという方はここで終わりにしてください。お付き合いいただきありがとうございました。