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2005/05/16

デジカメが普及した理由

一般には、デジカメの普及は
その洗練されたデザインと携帯性、多機能性にあるといわれる。
本当にそうだろうか?現在は確かに美しいフォルムを持ち、
小型でポケットに入れても違和感を感じないほどの携帯性だ。

わたしが始めてデジカメを購入したのは4年前になるが、
当時のデジカメは大きさもデザインも銀塩カメラと大差なかったような気がする。
にもかかわらず4年前からホームユーザ、ホビーユーザの主流はデジカメに流れていった。

ということはデジカメが普及した理由は美しいフォルムと携帯性以外にもあることになる。
多くのユーザはカメラをそう買い換える機会はないだろう。
にもかかわらずデジカメへ乗り換えるユーザが増えたということは銀塩カメラと比べて
積極的にデジカメを選択する理由があったのだ。

銀塩カメラで不便に思うことのひとつは記録媒体(銀塩の場合はフィルム)の取り扱いだろう。
わざわざ本体裏の蓋を開けて内部を露出させてフィルムをセットしなければならない。このときにゴミがレンズに乗ってしまうこともあるし、うまくセットしないと再度開いてやり直しということになる。撮影が終わった後も、フィルムを全て巻き取ってから取り出す必要がある。このときに手順を間違えるとフィルムが真っ黒になってしまう。現像は、暗室を持っているような一部のユーザを除けば、専用の業者に頼まなくてはならない。そして数日を要するのだ。フィルムの撮影枚数に残りがあるにもかかわらず現像を行うと無駄が生じてしまうのも欠点だ。かといって枚数分全て撮り終えるのを待っていたら現像するのは実際に撮影した日から1年後になるかもしれない。

デジカメではこれらの欠点が改善されている。メディアにはカード型メモリを用いて、専用スロットに差し込むだけでセットアップが終わる。撮影の残り枚数も気にする必要がないし、現像という特殊な作業もないから専用の業者にお金を払って委託することも必要ない。
4年前といえばパソコンが広く普及し始め、1万円ちょっとの低価格プリンタが登場しこれも普及した時期に重なる。ユーザは撮影したその日のうちに自分の家でプリントアウトすることができるようになったのだ。

 データを PC に取り込む作業も簡単だ。 USB ストレージクラスに対応したデジカメであれば、ケーブルで PC と接続するだけで FDD を使ってデータを読み書きするのと同じように撮影した画像を操作できる。
報道関係の仕事に関わるユーザにとって、この特長はとても便利なものだ。撮影してすぐに PC に取り込み Internet を介して本社にデータを送ることができる。大量のフィルムやネガ・ポジを持ち歩く必要はなくなったんだ。

 撮影したファイルの管理も、大量のアルバムをひっくり返したり、封筒の中身を引っ張り出してポジの山に埋もれる必要がなくなった。多くの場合はデジカメに画像管理ソフトが付いているからそれを利用することで簡単に管理できる。たった1枚の写真を探すために数十分あるいは数時間かかっていた作業をわずか数秒で行えるようになったんだ。

 ドキュメントに撮影したデータを埋め込みたいときも便利だ。銀塩カメラを使っていたとき、わたしはフィルムの現像を依頼して受け取ったポジをスキャナで読み込んで、フォトレタッチしてそれからドキュメントに埋め込んでいた。 デジカメに切り替えてからは、すぐにドキュメントに埋め込める。(たまにレタッチすることもあるが) DTP との親和性が高い。

 このように、銀塩カメラで不便だった部分がデジカメでは改善され、さらに便利な機能も付加されている。(最近のデジカメはオートフォーカスやホワイトバランスだけでなく 撮影モードの切り替えまで自動で行ってくれるようだ)

 より多くのユーザの要望を満たしたことがデジカメが普及した理由だろう。

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