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2006/04/04

配慮と理解が欠けているのは「こちら側」の企業じゃないの?

Web2.0のあっち側の企業はこっち側の企業から稼げるか? 特に『はてな』や『mixi』は?

理解しようとする強い姿勢が無いと稼ぎそびれると考えられる点です。楽しい倶楽部のような雰囲気だけではこっち側からあっち側にお金は流れません。

やれやれ、勘違いさんがいるから日本は IT 先進国から脱落したんだよ。こちらとあちらでは、 コスト構造とかいろんなことが全く違う。だから、こちら側の伝統はあちら側では通用しないんだよ。

、『あっち側に住むはてなは、こっち側のメーカーとの付き合い、文化の違いにほとほと嫌気が差したのだろう』と判断しています。
というのは、こちら側の企業が、こちら側のやり方を無理やり押し付けようとしたから。 わたしも経験したことだけど、こちら側の企業は「こっちのほうがでかいんだから」とか 「こっちのほうが伝統があるんだから」とかいって、差異を理解しようともしない。 そりゃ、「ほとほと嫌気が差し」たりもするさ。

あっち側に住む彼らはこっち側との付き合いをあまり大切にしていません。まあ、ベンチャーキャピタルは別でしょうが。
何を勘違いしているのか。dan 氏が Our door is open 24/7 で述べているように、あちら側のドアは いつでも開いている。そもそも、あちら側の世界は「無限大の不特定多数」が主体である。 企業が製品やサービスを開発したとして、ユーザがそれを気に入ったなら、それを自分のサイトや Weblog に紹介することでどんどん広まっていく。こちら側の世界のようにごく少数の権威に 莫大な広告費を払える一部の企業の商品だけが広く知れ渡ってそれが消費活動の中心になるような 文化ではないのだ。だから、企業の大小に関わらず、たとえ個人であっても商品 ( サービスとかね ) を公開することができる。Google や Amazon は自社の API を公開している。Amazon の API を使えば 実店舗なしで、商品情報・管理システムを開発すること無しで、決済システムも自分で開発することなく 商用サイトを作れるのだ ( 例: amazlet.com )。Google Map を使えば地図情報を自分で集めなくても自分の持っている情報 あるいは技術と組み合わせた新しいサービスを公開することができる ( 例: はてなマップ )。CNET でも権威も名声もない一般ユーザから 同サイトのブログの執筆者を募集している。

今となっては、さまざまなサイトがさまざまな形で「無限大の不特定多数」の参加を促しているのだ。 これだけお膳立てされていて「こちら側との付き合いをあまり大切にしていない」とか 「ギークとしての彼らとはまともにビジネスの話が出来ない」と評するのはどうしたものか。 ただ単に開いているドアを見てみぬ振りをしているだけではないか。

Geek だとか Hacker と呼ばれる人たちは、多くの場合はとても聡明だ。彼らが「こちら側のルール」を「あちら側」に 適用することを拒否するのだとしたら、それには必ず理由がある。「あちら側」で拒否されたと思い込んでふてくさている「こちら側」の方たちがまずするべきことは、なぜ「こちら側のルール」を 「あちら側」に持っていけないのかを考えることではないでしょうか?もしかしたら、 貴方たちはドアから入るのではなくて、家の壁を破壊して中に入り込もうとしていたのかもしれない。

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