[ review ] PyCookbook chapter1

まず、最初に感じたのは O'Reilly にしてはかなり読みづらい、というか unconcise な英文だということだ。 Twisted Essentials のような clear かつ concise な英文も珍しいが、ここまで unconcise な英文も珍しい。これほど酷い英文は O'Reilly では初めてのことだった。
構成に関してもちょいと難がある。たとえば recipe1.9 を理解する鍵の部分の解説が recipe1.10 に書かれているのだ。技術解説書籍なのだから、普通は逆の構成だろう。「recipe1.10 を理解する鍵は前述の recipe1.9 で既に解説したので、わからない場合は戻ってみてね」ならわかる。しかし、recipe1.9 では満足な解説もなく(というか実行例しか書いてない)、鍵となる部分の開設は後述するとの断りもないとは酷すぎる。レシピは実際のコーディングでも役に立つものがあるだけに残念だ。
幸いにして Python Cookbook 2nd Ed. は複数の著者の共著となっているので、他の Chapter はそれほど酷くないかもしれない。書籍で Python ではどうやって実装するのかというレシピを載せたものは本書くらいしかない。残りの Chapter は読みやすいことを祈るばかり。
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