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2006/06/25

[ science ] ドードーの全身骨格が発見される

ロンドン自然歴史博物館の Julian Hume 博士らが所属する研究チームが モーリシャス島でドードーの全身骨格を発見した。 どのようにして絶滅したのかという謎を探る糸口になるかもしれないという。

その研究チームは、昨年いくつものドードーの骨を発見しているが 今回の発見はより「重要な意味を持つ」という。 これまでにもドードーの骨は発見されていたがそれは部分的なものだったし、 オックスフォードにあった唯一の剥製は保存状態の悪さから1755年に焼却処分されてしまっていたからだ。

Hume 博士らは、同じ発掘地域からはドードーの骨格が複数と、 ドードーとほぼ同時期に絶滅してしまったモーリシャス大ガメや、 既にそこには生えていない植物の種も発見したという。

今回発見されたドードーの骨は、少なくとも2000年は前のものだと考えられ、嘴と雛のものも発見された。

ドードーはずんぐりした体形で、羽は退化しており空を飛ぶことはできず歩行も早くはなかったという。 植物食性で、地面に直接巣を作ったという記録が残されている。 しかし、1505年に発見されて絶滅したのが1681年と、発見されてから短期間で絶滅してしまったためか 詳細な生態調査は行われておらず、ドードーの生態には謎が多い。今回の発見はドードーの生態解明に繋がるだろうか?

Reference
Dodo skeleton find in Mauritius
( BBC News, 2006/06/24 )

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