eijiro の辞書データ
販売されていることは、意外と知られていないのかも。わたしは 6年前から購入しているので てっきりみんな知っていると思っていたんだけど( ´・ω・`)
goodpic:英辞郎の英和:和英辞書をローカル環境で高速検索
市販のソフトなども色々あるようですが、英辞郎そのものの辞書データが、1980円というリーズナブルなお値段でダウンロード可能なのですね。
確か大学の生協のお勧めコーナーにあったんだよね。確か、簡単な紹介冊子と辞書データを収めた CD がセットになって販売されていたんだ。収録語数が多いと有名だったリーダーズよりも多くて、でも価格は2000円とすっごく安かったのを憶えてる。当時はちょうど useful な英⇔和辞典を探していたところで、2000円ならハズレてもいいかもしれないってあんまり期待しないで買ったんだ。
でも、使ってみてびっくり。それまで使っていたどの辞書よりも便利だった。付属していた検索ソフトの PDIC には特定の単語を検索するとクラッシュするとかバグがあったけど、それでも収録語数は魅力的だったな。検索しても見つからない単語は他の辞書よりもはるかに少なかったからね。
紹介冊子に書かれていたスペースアルクのページも便利だった。当時はネットで有料辞書サービスがいくつもあったんだけど、それらの有料サービスよりも格段に優れていた。まず、収録語数は圧倒的。そして表示される例文も優れてた。大抵のサービスは熟語はちょこっとで例文はひとつかそこらしか表示されないけど、アルクのサービスではたくさん表示される。単語の例文だけでも数ページ表示してくれることもあるし、それだけじゃなくて熟語を使った例文も表示してくれる。これらがとっても役に立つんだ。
ローカルで辞書データを検索するのとアルクのサイトで検索することの違いは、ひとつは検索速度。 もうひとつは例文の数と質。ローカルで検索した場合はレスポンスが非常に早いのと、多くの辞書ソフトはインクリメンタルサーチを行うのでスペルを全部入力しなくても目的の単語が見つかることが利点だ。 しかし、例文は1つか2つしかないし質もびみょ~。一方で、アルクのサイトで辞書サービスを利用した場合は、ネットワークを間に挟むのでレスポンスは前者に劣ってしまう。けれど、結果がとても見やすい。例文もいくつも表示されるので実際にどうやって使うのかもわかる。そして、辞書は常に最新の状態に保たれているし、誤訳や掲載されていない訳を報告することもできる。
いまは、PDIC とアルクのサービスの両方を使ってる。英文を読んでいて「あれ?なんだっけ?」っていう単語が出てきたときは PDIC で、英文を書くときとかで「実際にはどうやって文を作るんだろう」っていうときは例文が豊富なアルクのサービスだ。
他に、対訳君というソフトを使うととても柔軟な検索ソフトがある。詳しくは対訳君の詳細ページを見てほしい。AND や OR を使った検索やワイルドカードを使えるのはとても便利だ。便利なのだが 11000 円は貧乏人にはちょっと手が出せない。
それから、はてなの id:naoya 氏がコマンドラインから検索を行うことができる perl スクリプトを作成している。
naoya のはてなダイアリー: eijiro.pl 改とのこと。初期化などの操作が必要なので、使い方については同エントリを参照すること。 eijiro.pl を使えば Linux でも使えるようになるんじゃないかな。
この1,980円の英辞郎データで eijiro.pl するスクリプトをでっちあげてみました。 使う人はいないとは思いますが、いちおう svn co http://svn.bloghackers.net/public/eijiro/trunk からチェックアウトできると思います。
- Reference
- 英辞郎 ( EDP グループ )
- 対訳君 英辞郎詳細 ( MCL Corp )
- 英辞郎の英和:和英辞書をローカル環境で高速検索 ( 2006/06/02, Goodpic, jkaneko )
- eijiro.pl 改 ( 2006/06/02, naoyaのはてなダイアリー, 伊藤 直也 )
- 対訳君 英辞郎詳細 ( MCL Corp )
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