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2006/08/24

[教育]「権威の取り崩し」!= 教育

404 Blog Not Foundのエントリキャズムを渡る方法で Dan 氏が教育というものをどう考えているかを述べている。

必ず「なぜもっと楽な方法を使ってはならないのか」「なぜもっと力量を試せる方法を使ってはならないのか」という二通りの質問が必ず出てくる。私自身は、教育の手間の八割はこの質問への答えを準備することなのではないかと思っている。
わたしはこれに深く同意する。そして、これができなければ教育者たる資格はないと思う。教育では好奇心探究心を損なわせることなくさまざまなことを教えて教え子を開花させていかなければならないのだ。

しかし、現実の教育の場と呼ばれるものを見てみると、Dan氏が「一番やってはいけない」という方法ばかりがとられている。すなわち「権威の取り崩し」だ。

たとえば高校時代のある試験で、わたしは学校では教えられていない方法を使って解を導いた。数学と化学それぞれでのことだが、返却された試験用紙には両方とも×印がついていた。納得がいかなかったわたしは自称教師に理由を聞きにいったが、「俺はその方法を教えていない」で一蹴された*1

その後、大学に入ってから教授の講義で疑問に思ったことがあったので、質問をしたところ「俺の論は正しい。黙って聞いていろ若造が」と一蹴された。

さて、こうして権威を盾にねじ伏せられる教育を受けて「自分で考える力」が育つだろうか?わたしは育つどころか、「何か言うと叩かれる。お上のいうとおりに動いていれば、そっちの方が楽でいいや」と考える人間ばかりが育つ気がする*2。こんな教育では自律心が大きく欠如した人間が育ってしまうと思う。

授業の課題をググらせるのも誤りだが、フェルマーの定理にハマった子を放置しておくのもまた誤りだと私は思う。

( キャズムを越える方法 より引用)

わたしもこの通りだとおもう。そしてまた、積み木を使って何かを創っている教え子に対して「お前は間違っている。こうやるんだ。」とぶち壊してから教師が組み立ててしまうことも誤りだとおもう。たとえ間違っていたとしても「どうして上手くいかないんだろうね?」ということが大切なんだと思う。根気がいることではあるけれど、そうやって育んでいくことを教育というんじゃないかな。

*1: 後日談。後に記述式の公開模試試験で同じ方法で解を導いたところ、両方とも○がついていた。模試を実施した予備校に質問したところ、理論的には全く問題はないとのことだった。その後、その授業を昼寝と自習の時間に割り当てたのはいうまでもない。
*2: 事実、お上に盲目的に従うことを美徳とする人間のなんと多いことか。間違っていることであってもお上が言うなら首肯しろ ( ←実話 ) とは率直に言って馬鹿としか思えない。そもそも、たとえ自分が睨まれることになったとしても、間違っていることは間違っているといえることこそが本当の忠誠であり、あるいは相手を真に思いやるということであろう。

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