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2007/03/27

[linux] RedHat はやはり汚い企業だった

RedHat は執拗にユーザ登録を求めアクティベーションを強制するに飽き足らず、オープンソーステクノロジを利用する他の企業を脅しにかかっているようだ。

米レッドハットがオープンソースコミュニティから激しい非難を受けている。

 同社の「Hibernate」プラットフォームのトレーニングやコンサルティングを提供している独立系コンサルタントに対し、同社の顧問弁護士が停止命令書簡を送付したのが原因だ。
( 「マイクロソフト化」するレッドハット , 翻訳: @IT, 原文:eWEEK Darryl K. Taft, 2007/03/26 )

これだけのことをしておきながら RedHat はいまだに自分たちはオープンソース企業であり、自由主義を目標に掲げていると主張している。しかし、現実は「自由」を汚い方法で制限している。どんな手を使ってでも金を払わせて自社の利益を増やす企業というのが RedHat の正体だ。

「あなたに認められる権利はこれだけ。ここに書いてある権利を超えた使用は絶対に許さない」と明言している Microsoft の方がマシだろう。

他でも書かれていることだけど、GPL で認められている権利を他人に認めたくないのであれば最初からオープンソースとして提供するべきではなかったのだ。また、GPL を認めない ( もしくは認めたくない ) のであれば他のオープンソースプログラムも使用するべきではない。

RedHat には「自由な世界を目標にしている」という資格も、「自由な世界の一員だ」という資格もない。

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2007/03/26

Thinkpad 指紋認証って・・・


ThinkPad の指紋認証ユーティリティが原因で OS が起動しなくなってしまった。

ちょいと手間取るものの、アホユーティリティを削除してなんとか復活。



原因は fast user switching を無効にしたこと。しかし、セキュリティを重視するならばこれは無効にするべきサービスで、これに依存するってのは率直に言ってバカとしか思えない。セーフモードだと削除できない、トラブルシューティングを困難にするつくりになっているところをみても、開発したやつはよほどの間抜けだったと思われる。


コントロールパネルの「ユーザアカウント」から [ユーザの簡易切り替えを使用する(F)] を無効にしたら、SAS Windows が read/write エラー出してブルーバック ( しかも Unknown Hard Error ) を出すようになってログインできなくなった。


一度削除して、ThinkPad サポートページから指紋認証ソフトウェア5.6 をダウンロードしてインストールするも、ブルーバック現象は解決できなかった。


簡易切り替えが有効になっていると、ファイル・フォルダの簡易共有も有効になってしまうわけで、そんな設定にするわけにはいかない。仕方ないので指紋認証ソフトは削除した。


Thinkpad のシステムユーティリティを削除するには面倒な手順が必要。この指紋認証ソフトといくつかのユーティリティは、作った開発者がマヌケだったらしく、セーフモードでは削除できない。ついでにいうと ThinkVantage プロダクティビティー・センターというユーティリティもソフトウェア導入支援というパッケージ管理ソフトもセーフモードでは起動しない。


どうやって削除するかというと、指紋認証ソフトの場合は次のとおり。

  1. スタートメニューを [ThinkVantage] → [ThinkVantage 指紋認証ユーティリティ] とたどっていき [コントロールセンター] を起動する。
  2. [設定] メニューの下にある [システム設定] をクリックしてダイアログを表示させ、ログオンタブに切り替える。
  3. ログオンのタイプを [標準の Windows ログオン] に変更して OK ボタンを押す。これで指紋認証関連の DLL ( わたしの場合は vrlogon.dll だったと思う ) が読み込まれなくなるので通常モードで再起動。
  4. コントロールパネルのアプリケーションの追加と削除から ThinkVantage 指紋認証ユーティリティを探して削除


なぜか設定変更後は ThinkVantage ソフトウェア導入支援から指紋認証ユーティリティが見えなくなった。わたしの環境では、Thinkpad 付属のシステムユーティリティはなぜか他とバッティングすることが多くて残るは HDD アクティブプロテクションと Rescue and Recovery のみ。Rescue and Recovery は Windows 付属の ASR で間に合うわけで、まっさらな Windows を入れなおそうかと思う。その方が安定しそうだ。

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2007/03/23

[ wish ] 16GB の USB メモリ

ほしいな16GB の USB メモリ。DVD よりスペース取らないし、保管も簡単。
自宅のデータバックアップに使えそう。

参考:
16GB で 2 万円切る USB メモリ「シリコンハードディスク」( ITMedia, 2007/03/14 )

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2007/03/22

[linux / 戯言] RedHat だって MS と変わらないだろ


プログラムの動作確認のため VMPlayer 上で動作させるイメージをダウンロードしようとしたんだけど、何度も何度も「登録しろ」「登録しろ」って言われる。たらいまわしにされてようやくたどり着いたページには、ダウンロードしたら今度はアクティベーションが必要だって?これって MS とほとんど同じじゃないか。おまけに、数日経つと勝手にカタログとやらを送りつけて催促までしてくれるそうな。このくそったれのどこが「本当に自由な」OSなんだい?わたしにはまったく理解できない。


ちなみに Enterprise は評価期間終了後も続けて使うには日本円に換算して約 2 万円払わんといけないそうな。ごめんあそばせ、こんなユーザビリティの低い OS に2万払うくらいなら、かなり頭の痛い選択だけど、Vista Ultimate を買うね。ぼったくりとしか思えないほどの値段でアクティベーションがものすごく面倒で App インストールの度にストレスが溜るけど、ユーザビリティが ( エンドユーザにとっては ) 高い分だけまだマシだ。


・・・Debian か Ubuntu のどちらかが選択肢に加わるなら、わたしはこちらを選ぶけどね =-p


なんにせよ、RedHat は「本当の自由がある」OS とは言い難い。オープンソースではあるかもしれないけど、Stallman のいうフリーソフトウェアではない。ディストリを作るのは結構だが「本当の自由」とホラ吹くのはやめてもらいたい。

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[ 自作 / SysAdmin ] WPS 対応機器ようやく登場

WPS ( WiFi Protected Setup ) は WiFi Alliance が策定した、無線 LAN の「セットアップ」に関する標準規格。

無線 LAN の構築は、暗号化や SSID の隠蔽などを行わないならとても簡単だ。しかし、素の状態では通信内容が丸見えになっているうえに、踏み台にされたりファイルを盗まれたりする危険性がある。つまり、暗号化や SSID 隠蔽などの設定は必須になっている。が、こういった設定をするとなると難易度が跳ね上がる。

SSID や PSK の設定などをすれば、理論上は接続できるはずなんだけど、実際は ( 親機と子機が異なる場合は特に ) うまくいかないことが多い。これは無線 LAN のセキュアなセットアップ作業は、デバイスメーカーが提供しているセットアップユーティリティに依存していたからだと思う。

というのも、セットアップユーティリティは独自仕様 -- オレオレ仕様 -- で相互互換性がなかったからだ。わたしの経験でも、自宅の NEC の AP を使った無線 LAN にラップトップ ( 内臓アダプタ ) を追加しようとしてひどく苦戦したことがある。製品説明には「国際規格対応」とあってもトラブルを避けるためには親機と子機はセットで購入するべしというのが暗黙の了解のようなもので、ユーザの囲い込みとしか思えない状況だった。

セットアップの相互互換性を高めるために WPS の策定開始が発表されたのは 2007 年 1 月 8 日。それから約2か月。まだ策定中ではあるものの、それに対応した製品が市場に現れ始めた。レビューでは互換性テストは行われてないけどこの規格が策定されることで相互運用性が高まってほしいと思う。

わたしは IEEE 802.11n と WPS 対応製品が出るまでは待つつもり。
やっぱり速度はほしいから、802.11n には対応していてほしいよね。

そーだ。しぶしぶ対応するんじゃなくてもっと迅速に積極的に相互互換性を意識して国際標準規格に対応したらどうですか、NEC さん。家電ですらネットワークに繋がりつつある現在ではオレオレ仕様は嫌われるだけですよ。

Reference
WPSで難しい無線LAN設定にさよなら!? ( 2007/03/20, ITmedia, 前橋豪 )
WPS の仕組み ( 2007/03/05, ImpressWatch, 槻ノ木 隆 )

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2007/03/19

[ 自作 ] Intel 新チップセット正式発表

Intel が CeBIT で次世代チップセットの仕様を正式に発表した。
公開された情報によると Bearlake は次のようなチップセットになるらしい。
( ハイエンドの X38 にはすべてが実装されるが、他はいくつか削られると思う )

  • FSB 1333 MHz
  • DDR3-1333 までのメモリに対応
  • PCI-Express Gen2 対応 ( x16 スロット2基で CrossFire )
  • 自動オーバークロック機能
  • HD DVD / Blue-Ray Disc 再生支援機能
  • DirectX10 / HDMI サポート
  • 拡張版 Intel vPro
  • Intel Turbo Memory
  • e-SATA, ポートマルチプライア対応

驚いたのは、Intel が自社のチップセットにオーバークロック機能を組み込んできたこと。今までの Intel はどちらかというとオーバークロックに対しては消極的姿勢だった。Intel 純正マザーはオーバークロック機能は実装されていなかったり、搭載されていたとしても ASUS などのマザーと比べるとすっごく貧弱だった。オーバークロックするにしてもいろいろ面倒だったんだよね。それが Bearlake では自動オーバークロック機能が組み込まれて簡単にクロックアップできるようになっているらしい。

もう一つの驚きは AMD ( 旧 ATI ) の CrossFire をサポートされるのに、nVIDIA の SLI はサポートされないということ。てっきり逆になると思っていたんだけどね。Intel 曰く「NVIDIA X38 で SLI をサポートするなら大歓迎」とのこと。Intel から SLI をサポートする気はあまりないような印象を受けた。

同じファミリーなのに DDR3, DirectX が使えない?

そのほか DDR3 に対応してより高速なメモリを使えるようになるなど、かなり強化されているように感じる Intel3 ファミリー。しかし注意点もある。それは、一部のモデルでは DDR3, PCI-Express Gen2, DirectX10 はサポートされないということ。具体的には頭に G または Q が付くチップセットでは DDR3 はサポートされない。DDR3-1333 対応とかじゃなくて、DDR3そのものがサポートされない。G35, G31, Q35, Q33 では DDR2 までのサポートになる。より早いメモリを使いたい、とか長く使えるマザーがほしいという場合はこの4つが使われているマザーは候補から外した方がいい。

ICH9 が使えないモデルもある。G35 と G31 なんだけど、G31 は ICH8 すら使えない

DirectX10 については、実は内臓グラフィックで持っているのは G35 のみ。X38 に関しては PCI-Ex16 を2基備えるハイエンドゲーマー向けということで、グラフィック機能そのものが内蔵されていない。3D を駆使したゲームをプレイするなら、拡張ボードを使うのが当たり前で組み込みグラフィック機能は邪魔以外の何物でもないのでこれは納得できる。しかし、DirectX10 世代のチップセットと言っておきながら G35 以外のグラフィック内臓モデルが DirectX9 しかサポートしていないというのはいかがなものかと思う。事実上、内臓グラフィックで DirectX10 対応を済ませたいという場合は G35 しか選択肢はなく、この場合メモリは旧世代の DDR2 しか使えずさらに ICH8 しか使えないというデメリットも選択することになる。

Intel がウリにしている FSB1333 CPU + DDR3-1333 の組み合わせができるのは最上位モデルの X38 のみ。また、CrossFire を利用できるのも X38 のみ。最上位モデルを使ったマザーは、ごちゃごちゃといらない機能が付加されて、3万後半から4万円半ばになると予想されるわけでもっとまともな選択肢を用意されないものかと思う。

固定電解コンデンサで固めて、ハイエンド拡張ボードも使用できるようにチップセット・CPU 周りの冷却機構が設計されている。さらに BIOS 多重化、ほかのパーツと干渉しないようにメモリ周りも設計されているとかで4万円なら喜んで出すんだけどね。こんなマザーを作ってくれないかしら(´・ω・`)

Reference
Intel, DDR3-1333 と FSB1333MHz の動作デモを公開 ( 2007/03/18, ImpressWatch, 笠原一輝 )
笠原一輝のユビキタス情報局 ( 2007/03/18, ImpressWatch, 笠原一輝 )

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2007/03/12

[備忘録/後で読む] Atlas とか est.jp とか

[win]Atlas バージョンアップ

ASP.NET 向けの Ajax 開発用拡張ツール ( 開発コード名 Atlas ) がバージョンアップ。新しく2つのコントロールが追加されたそうです。ひとつはドロップダウンリストのインクリメンタルサーチを可能にする(?) ListSearch コントロール。もう一つは SlideShow コントロール。

[win]次世代 Windows 体験サイト est.jp

WPF ( Avalon ), Gadget, ASP.NET, XPS などの新しい技術を使った実験検証サイト。Vista 世代のほかに W-ZERO3 の OS である Windows Mobile の技術を使ったものもある。今回は Windows Live ガジェットが6種類と Vista のサイドバーガジェットが 1種類追加公開された。

[validate/win]Windows フォームの入力チェックを効率化

via CODEZINE
入力チェックルーチンはどのプログラムにも必須ではあるものの、それぞれハードコーティングすることが多くかなりめんどう。機能追加やバグ修正などでコードを修正するとチェックルーチンもまた修正しなきゃならない。このエントリは入力チェックコーディングをもっと効率的に作る一つの方法を示してくれている。

[win]Vista ガジェット入門

via CODEZINE
CODEZINE で連載されていたエントリ。一通りまとまったらしいので一気読みしようかな。
Windows に限らず、コンピュータを使っていると「アプリまではいかなくていいけどさらっと使える、必要な時はいつでも glance できるようなモノがほしいな」と思うことがよくあります。Vista のサイドバーガジェットはそんなユーザの声を形にしたものの一つ。ガジェットを作ってみたいなと思っていたので読んでおこうと思う。

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2007/03/10

Thinkpad x60 買いました & EM モバイルサービス予約しました

わたしは基本的にデスクトップ派だ。今となっては少数派かもしれない。でも価格対性能比とか拡張性、寿命、メンテナンスの容易さを考えると、いまでもデスクトップになってしまう。学生時代は大学と家の距離が徒歩5分で、LL Ring のような developers camp もあまり盛んではなかったこともあって、ずっとデスクトップでやってきた。

しかし、現在の通勤時間は 2 時間弱。この時間何もしないのはもったいない。プログラミングに限らず、技術は本を読むだけではなかなか身に付かない。実際に動かしてトライアンドエラーを繰り返してこそ身に付くものだと思う。それに今年からは興味がある developers camp にはできるだけ参加するようにしている。その時に実際に動かせるマシンがないというのはせっかくの機会がもったいない。

しばらく前から持ち運びできて開発環境も入るようなデバイスを探していたのはこんな理由があった。

Type-U とか W-ZERO3 が発表された時は、実際に Type-U や W-ZERO3 にも触れてみた。しかし、W-ZERO3 は動作がもっさりとしてなんとなく“重い”うえに、ユーザスペースが少ない。デスクトップでは 320GB HDD が 1 万で買える時代に、ユーザスペースが 512MB 以下ってのはどうかと思う。あと、通信速度の実測値が 58Kbps じゃお話にならない。あとで書くけどこの速度じゃ、スクリプト・アプレットを全部切ることはもちろん画像も切らないととてもじゃないがブラウジングなんてできない ( それでも遅いと感じる )。

Type-U は上位モデルにすれば処理能力は ( 携帯型デバイスとしては ) 十分なんだけど、キーボードが打ち難くネットワークに接続するには別途デバイスが必要になる。上位モデルになると価格が 15 万以上になってしまうという欠点もある。汎用 PC でも使われているチップセットと OS を使っているので、拡張デバイスとの相互接続性はとても高く、潜在能力は相当なもの。が、本体だけで 15 万はいただけない。15万出すならふつーに B5 ラップトップ買うよ。

とながれて結局 B5 ラップトップを探すことにした。
といってもラップトップに絞った時点で Thinkpad シリーズに決まってしまったんだけどね。

ラップトップを選ぶポイントとしては OS はどうでもいい。どうせ入れ替えるから。メーカー製マシンは、そのままだといろんなユーティリティが動きまくってるし、使いもしないアプリが突っ込まれてるし、広告がうるさいしで使う気になれない。インストール CD というとても大切な道具の代わりにリカバリ CD なんていうごみがついてくる。メーカーは口をそろえて「ユーティリティは便利なんですよ。リカバリ CD のほうが便利ですよ」なんていっているけどね、ごめんあそばせ、リカバリ CD が原因のトラブルに遭遇したことは何度も何度ももう数え切れないくらいあるけど、助かったことは一度もないんだ。

まぁつまり、わたしの場合は中に入っているソフトはどうでもよくてハードのスペックとサポートの質で選ぶことになる。 具体的な条件はこんな感じ。

  • キーボードの配列が独自仕様でないこと
  • タッチパッドがないこと
  • ctrl とか alt キーはもちろん Windows キーとか App キー、PrtSc, ScrLk Pause とかもちゃんとついていること
  • ドライバのサポートがしっかりしていること
  • メンテナンスが容易であること
  • 持ち運び可能な大きさと重さであること

ね、この時点で Thinkpad しか残ってないでしょ?
Thinkpad 各デバイスのドライバが単体で提供されているのはもちろん、いまでも Windows2000 のドライバの提供が行われている。メモリの増設から HDD の交換、内臓 Express Mini Card の交換方法まで解説されているページが用意されていて其処では動画で実際の作業手順まで確認できる ( 例: Mini PCI Express Card 取り外し )。こういったサービスが提供されているのは Thinkpad ならでは。

モデルは持ち運びすることを考えて、x60 シリーズ。ちょうどいいタイミングでじゃんぱらで安売りやってて Office 同梱モデルの 1709M6J が 13 万で買えた。

x60 単体ではネットに繋げない。携帯のデータ通信だと従量課金制で月の使用料金がすごいことになりそうだ。さてどうしようかと悩んでいると e-mobile新しくサービスを開始するという話が飛び込んできた。なんでも、定額で最大 3.6Mbps のサービスを受けられるそうな。

ヨドバシ AKIBA 館にテストブースがあるというので、実際に操作させてもらった。先週のことだ。まず触ったのは Sharp 製端末の EM-ONE。インターフェイスは斬新なものの使いやすかった。3D BOX は最初は驚くかもしれないがすぐに慣れて使えるようになると思う。引き出しの中から取り出す感じのインターフェイスは、結構親しみやすい。

しかし、EM-ONE でファイルを作成したりコードを書くというのはやはりやりたくない。EM-ONE のキーボードをばしばし叩いてデータを入力あるいはプログラミングというのは、かなり疲れると思う。EM-ONE は移動中にメールを確認したり資料に目を通したり軽くブラウジングといった、どちらかというと情報を「見る」ことに向けて作られたデバイスだという印象を受けた。

次に、PC に接続して使用する拡張タイプを試すことにした。試用機の横には Air Edge をつけたマシンも置いてあって両社の比較ができるようになっていた。で、実際に比較してみるとその差は驚くほど大きかった。Air Edge はいまだに「画像もスクリプトも OFF にしなきゃとてもじゃないけど使えない」というレベル。一方で D01NE を接続したマシンでは、Flush 使いまくり JavaScript 使いまくりのクレイジーなサイトでない限りは ( この手のサイトはメインのデスクトップマシンでも開きたくない ) 特にストレスなくブラウジングできた。自宅の回線も ADSL だということもあるのかもしれないけど、メインマシンと比較して特に遅いと感じることはなかった。D01NE はラップトップに装着すると、ほとんど出っ張りがない状態になる。アンテナをちゃんと固定しておけば、デバイスが引っかかって壊れるなんてトラブルも起きにくいデザイン。こういった配慮が見られることもうれしい。

ラップトップに接続するカードタイプの端末は全部で 3 種類あるらしい。その中の一つ D02OP が個人的なお勧め。こちらは Express Card 規格なので新しいラップトップでしか使えないという欠点があるけど、ドライバのインストール作業が必要ない。PC 初心者でも簡単に使えるというのは大きな利点。

わたしは x60 では D02OP は使えないので、D01NE を予約してきました。
開通は 3/31 だそうで、今から楽しみです。実は USB 接続タイプのデバイスもあるらしくて、こちらもスペックによっては購入する予定 (´・ω・`)b

関連ページ
Thinkpad x60
Thinkpad x60 部品情報
Impress イー・モバイル特集
EMOBILE

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[python] クラスメソッドを拾ってくる

havana から「クラスメソッドだけを引っ張り出す方法ナイ?」って話を振られて、今日はそれで遊んでた。
が、どーも「これだ!」と思えるものが出てこない。

class hoge( object ):
        @classmethod
        def cm_fuge():
                print "this is class method"
        def im_piyo():
                print "this is instance method"

classmethod_list = []
for test in [method for method in dir( hoge ) \
            if eval("callable( hoge.%s ) == True" % method )]:
        try:
                eval( "hoge.%s()" % test )
                classmethod_list.append( test )
        except:
                pass

こんなのを書いてみたけど、例外が発生するかどうかで判別しているのが気に食わない。
もっと別の、エレガントな方法はないだろうか?

2007.03.11 追記
odz さんからのトラックバックですっきりした判別方法をご教授いただきました。

属性値が callable で im_self を持っていて、且つ im_self がクラスと一致するならクラスメソッド。
attr = getattr(klass, name)
bool(callable(attr) and hasattr(attr, 'im_self') and attr.im_self == klass)

この部分で判別して、Ture になったらリストに加えると。
なるほど!すっきり

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2007/03/07

[ windows/book ] Vista 解説書籍

Windows Vista Definitive Guide 仕事で Vista を使うことになったので、Vista Definitive Guide を読んでいます。O'Reilly の本は最近 ( 英文が読みにくく ) 質が落ちてきたなと思っていたのですが、違ったみたい。ただ単にほかの出版社と同じく玉石混合というだけみたいですね。この本は読みやすい英語で書かれています。

セキュリティの強化のために結構変更されたといわれているネットワーク周りに関する部分を読み進めていますが、かなりわかりやすくて重宝しています。

あと、標準環境における実際の作業手順もスクリーンショットを混ぜて詳しく書かれているので、UI をカスタムしてしまった場合に標準の UI とか作業を知りたい場合にも便利。

欠点は本がかなり分厚くて重いこと。900ページオーバーなので、これを持ち歩くのはつらい>x<;

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2007/03/06

[ 備忘録 / python ] 0byte ファイルを削除する

0byte のファイルを削除する必要がでたので、その時に使った Python スクリプトのメモ。

import os
for filename in os.walk('.').next()[2]:
    try:
        if len( open( filename ).read() ) == 0:
            os.remove( filename )
    except IOError:
        print "cannot open %s" % filename

for の中で try-except を使っているのは、シンボリックリンクがあった場合にそれを開こうとすると例外が出てしまうから。ほかに、誰かがファイルを開いている時も、たぶんエラーが出ます ( MS-Word とかでほかの人が編集してるときなど )。開けなかった場合はメッセージがコンソールに出力されるのでそれをヒントに原因を推測してください。

この後で教えてもらったんだけど、Linux なら↓のコマンドで行けるらしい。
find . -size -1 -exec rm {} \;

ま、OS 非依存のスクリプトということで(´・ω・`)

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2007/03/05

コメント・トラックバック規制について

当ブログでは、いままでコメント・トラックバックの規制は行っておりませんでしたが、あまりにもしつこいアダルトブログからのトラックバックがあったのでいくつかを規制リストに加えました。

IP: 210.170.129.37
OrgName:    Asia Pacific Network Information Centre 
OrgID:      APNIC 
Address:    PO Box 2131 
City:       Milton 
StateProv:  QLD 
PostalCode: 4064 
Country:    AU 
OrgTechHandle: AWC12-ARIN 
OrgTechName:   APNIC Whois Contact 
OrgTechPhone:  +61 7 3858 3100 
OrgTechEmail:   


OrgName:    Asia Pacific Network Information Centre 
OrgID:      APNIC 
Address:    PO Box 2131 
City:       Milton 
StateProv:  QLD 
PostalCode: 4064 
Country:    AU 
ReferralServer: whois://whois.apnic.net 
NetRange:   220.0.0.0 - 220.255.255.255 
CIDR:       220.0.0.0/8 
NetName:    APNIC6 
NetHandle:  NET-220-0-0-0-1 
OrgTechHandle: AWC12-ARIN 
OrgTechName:   APNIC Whois Contact 
OrgTechPhone:  +61 7 3858 3100 
OrgTechEmail:   search-apnic-not-arin@apnic.net

踏み台にされているサーバな気もしますが・・・

なお、犯罪を目的としたサイト、およびその疑いがあるサイトに誘導するようなコメントおよびトラックバックは Nifty および警察に届け出の後削除いたします。

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Office2007 を使ってみる

今まで仕事場では OpenOffice を使っていたんだけど、やはり OpenOffice では互換性の面でも使い勝手でも MS-Office には遠く及ばないということで MS-Office を申請することにした。

その前に Office2007 を体験版でテストしてみることに。前に聞いていた情報では、以前のバージョンとの互換性が低いという話やコンバータが必要だということらしい。もし本当にそうなら Office2003 で申請しなきゃならないからね。

インストールイメージは Microsoft のサイトからダウンロードできる。ダウンロードには MS Passport のアカウントが必要なので、持っていない人はダウンロードの前にアカウントの登録が必要になる。

インストールイメージのサイズそのものは 500MB ちょっとで 2003 とそれほど変わらない気がする。しかし、インストールを開始して驚いた。インストールに必要な HDD スペースは標準インストールですら 1.8GB だという。ちなみに Office2003 Pro はフルインストールでも 600MB 程度。実に3倍!ま、会社の仕事用マシンだしね。家のように WAV ファイルそのまま突っ込んだりはしないわけだから、ディスクを有効に活用してくれていると考えることにしよう。

インストールが終わって、起動すると使用期限が書かれたアクティベーションウィザードが起動する。ま、これも納得できる。ごまかしていつまでも使われたくはないだろうから。とはいえ、製品版でもしつこくアクティベーションを要求されるのはいまだに納得いかないが ( Office2003 にて )。

アクティベーションを済ませてから Office を再起動すると、制限が完全に解除されて使用期間内であれば機能的な制限なく使えるようになる。いくつか古い Office ファイルを開いてみたけど、ファイルのコンバート処理が必要になるようなことはなかった。編集と保存も普通にできる。少なくともわたしの環境では Office2003 では開けるが、Office2007 では開けないといった互換性問題は発生しなかった。

ファイルを保存するときは、Office ボタンからどの形式で保存するのか選択できる。ほかのバージョンの Office と互換性を保ちたいなら「Office97-2000」形式を選べばいい。各保存形式の説明も簡潔に表示さて、どれを選んだらいいのかということが判別しやすくなっているのも評価できる。

ウィンドウ上部の、かつてのツールバーがあった部分が一新されているというのは情報サイトで広く報道されているとおり。とはいえ、わたしは「ただ単に派手になっただけで、今までと同じか使いづらくなっているんじゃないか」と思っていた。が、実際には、今のところは、今回の UI 変更で使い勝手は向上しているように感じる。

フォント選択部分は、今まではべろっとメニューを出してスクロールしながら探さなきゃならなかった ( これはとても面倒だった ) のが改善されて、多くのフォントの英語表記がついたので VS2005 のような強力な補完機能を利用して、インクリメンタルサーチで選択していけるようになった。フォントの修飾も、よく使うものならワンクリックで行えるのは便利。

セルの削除 ( 内容を削除するんじゃなくて、セルそのものの削除ね ) は結構面倒だったと思う。これも 2007 では改善されて、ワンクリックで削除できるようになっている。結構使う機能だったので個人的にうれしい。

もうひとつ、地味なようでうれしいのがリボンのタブ切り替えがキーボードで行えること。もちろんタブの中にある各機能もキーボードで選択できる。Alt キーを入力するとタブやボタンの右下に、それぞれに対応したキーが表示される。たとえば H キーを押すと [ホーム] タグが選択され、その下のボタンのショートカットキーが表示される。その状態で [1] キーを押すとセルの文字がボールド修飾される。ボタンにないメニューを選択するときは、たとえばフォント関連なら [Alt] -> [H] -> [F+N] と押していくと、詳細設定ダイアログが開く。ホームポジションから手を動かすことが少なくなったのはとてもうれしいことだ。

なお、ヘルプも改善されていた。Office2000 のときはびっみょ~なヘルプだったと思う。イルカとかのマスコットが助けてくれるという機能だったらしいがほとんど役に立つことがなく、アンインストールしてしまったほうが ( 余計なポップアップがなくなるし、HDD スペースも増えるので ) 有益だったくらい。Office2007 では、少なくとも体験版では、基本的にはオンラインヘルプに移行したようだ。まだ若干カテゴライズに違和感を覚える部分もあるけど、大分使いやすくなったと思う。

様々な操作を、マニュアルを一切見ることなく直感で行えてしまうという点がすごい。

欠点をあげるなら、結構重く動作がややもっさりしているので高速でキーを叩き込むと拾いもれがあること。ただし、セキュリティソフトが絡んでいるのかもしれないので、セキュリティソフトが入っていない環境で試してみないと断言はできない。それと、好みの問題かもしれないけど、グラフに関するメニューは別のタブに独立させてほしかった。

2007.03.04 追記
自宅のラップトップにもインストールして試用してみた。その結果、もっさりした動作の原因はやはりセキュリティソフトにあったようだ。NOD32 + Outpost の環境下では、Norton または AVG Free の環境に比べてストレスなく動作した。こういった誤爆が出ることも合わせると、やはり Norton は退場してもいいように思える。

それと、わたしが試用した中では、OneNote2007 は前バージョンとそれほど大きな違いは見られなかった。OneNote2007 で変わったと感じたのは、導入チュートリアルがより分かりやすくなったことと、テンプレートが使いやすくなったことくらい。すでに使い方は熟知していて、テンプレなんて使わずノートはすべて自分で作るよというユーザは OneNote2007 に乗り換える必要性は低いでしょう。

Visio2007, InfoPath2007 などについては使っていないので何とも言えません。Visio は暇になったら触ってみるかもしれませんが。

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Norton AntiVirus 誤作動で Wiki ファイルフルデリ

via GIGAZINE, .shrimp

アンチウイルスソフトとして世界的に有名なNortonシリーズですが、先月末の2月28日に行われたアップデートの際に何をドコでどう間違ったのか、「TiddlyWiki」というWikiソフトのデータを「W32.Feebs」というウイルスと誤認し、全データを削除するという事件が世界中で発生。データを失った「TiddlyWiki」ユーザーが続出しているようです。

Norton AntiVirus、Wikiをウイルスと誤認して全削除
どうも退避したような感じでもなく、復活は無理そう。多大なるダメージ。
Nortonは「解決しました」とか高らかに表示している。

おい、重要なファイルをいきなり削除するって、どっちがウィルスなんだ、おい。

NortonにTiddlyWikiを削除された件

さすが Norton 先生。やってくれます。わたしは 2003 で使うのを辞めたユーザの一人だけど、Norton シリーズには救済措置が全くといっていいほど用意されてないんだよね。少なくとも初期状態では有効になっていなかったと記憶している。たとえば、2003 ではインストールのときに管理用パスの設定を間違えるとアンインストールもできなくなって、OS の再インストールを余儀なくされた。わたしは、これをきっかけに使うのをやめた。

今回の誤認識は、ユーザに確認することなく、検疫ゾーンなどに隔離するなどの手順を踏むことなく、問答無用で削除するという設定になっていたから発生したのだろう。

当然のことながら、人間はミスをするものだ。ソフトウェアだって人間が作ったものなんだからミスはあるものなんだ。この現実を無視して「ミスがない」ことを前提にソフトウェアの動作を設定するからこういうことが起こる。

ソフトウェアの初期設定というのは、「ミスってるかもしれない」ことを前提にしなきゃならない。たとえば、わたしが普段使っている NOD32 はウィルスを検出した場合は「ユーザにアクションを求める」ことがデフォルトになっている。Outpost だってそうだ。これらのソフトは検出されたファイル名とその理由を表示してくれる。

これが最良の方法とは言えないが ( 自分で判断できない初級者ユーザにとってはつらい設定だと思う ) 問答無用でいきなり削除して事後通達、しかも救済措置なしよりはよっぽどマシだ。わたしはウィルスらしきものが見つかった場合は、検疫ゾーンに隔離しておいてユーザが誤認識だと気付いた場合には復旧できるようにしておくべきなんじゃないかと思う。一定期間が経過したら検疫したファイルを削除する設定にしておけば、消費する HDD スペースも大して問題にならないだろうし。

Norton はちょいとばかし傲慢になりすぎているような気がする。アクティベーションは面倒だし、動作は重い。そもそも、地雷踏んだら確実な復旧方法はパーティション作成から OS クリーンインストールしかない( それでも無理な場合もある ) とわかっているセキュリティソフトベンダーがなぜアクティベーションを強制するのか理解に苦しむ。このままユーザビリティを改善できないならそろそろ退陣してもいいんじゃないだろうか。

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