[ linux/ ubuntu ] 開発者とエンドユーザの橋渡しも提供するFeisty Fawn
Canonicalの最高経営責任者(CEO)であるMark Shuttleworth氏はインタビューで、Ubuntu 7.04とも呼ばれるFeisty Fawnには、プログラマーがアプリケーションのクラッシュ原因を突きとめるうえで役に立つデバッグ情報を送信することができるソフトウェアが搭載されていると述べる。
( 2007/04/12, CNET, 原文: Stephen Shankland, 翻訳: CNET Japan 編集部 )
4/19 にリリースが予定されている Ubuntu7.04 (開発コード名 Festy Fawn ) では開発者とユーザ両方の助けになる機能が追加される。そのひとつがクラッシュレポート機能。ソフトウェアのクラッシュが起きたときの情報を集めてレポートして送信する機能だ。
ソフトウェアを公開していると、ユーザから不具合があることを教えてもらえることがある。開発者としても自分のソフトの完成度を高めることができるので、そういった報告はありがたいものだ。しかし、原因を追究するために必要な情報が足りなくてなかなか切り分けが進まないこともある。ほしい情報を得るためにはプログラミングを全くしたことがないユーザには難しすぎる操作が必要だったり、普段触ることもないようなことをしてもらわなきゃならなかったりするのだ。「クラッシュダンプを送ってください」なんて言葉はプログラミングしたことがないユーザにとっては宇宙人の言葉にしか聞こえないだろう。
クラッシュレポート機能はそんなときの、ユーザと開発者の橋渡しになってくれるかもしれない。
他のディストリビューションに比べて格段に高いユーザビリティを提供する Ubuntu。Festy Fawn ではこのユーザビリティに加えて、開発者とエンドユーザがもっと簡単にお互いにフィードバックを送りあえるように手助けをしてくれるのかもしれない。双方向のフィードバックが実現すればもっといいソフトウェアが生まれるはず。期待は高まるばかりだ。
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