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2010/05/27

[ ニッキ ] 口蹄疫の対処にワクチンはあり得ない

* Live Space から転載

via 日本経済新聞

赤松広隆農相は18日の閣議後の記者会見で、宮崎県での家畜伝染病、口蹄疫(こうていえき)の拡大を受け、発生が集中している地域の牛や豚にワクチン接種を検討していることを明らかにした。

( 口蹄疫感染 農相「ワクチン接種を検討」, 日本経済新聞, 2010-05-18 )

これは本気で言っているのだろうか?口蹄疫ワクチンは確かに存在するが、それが使用されることは基本的にないのだが。

なぜワクチンがあるにもかかわらず使用しないのか。理由はいくつかあるが、もっとも大きな理由は感染個体と非感染個体の区別ができなくなるからだ。ワクチンを接種することで口蹄疫に感染していない個体でも抗体をもつことになる。つまり、血清検査で感染個体と非感染個体を区別することができなくなるのだ。

これは流行範囲の特定はもちろん、流行が収束したかどうかの判断もできなくなることを意味する。口蹄疫のように非常に強い感染症では、少しでも疑いがあればその伝搬媒体となりうるものの流通はブロックされる。つまり、「殺処分はしなくて済むかもしれないが、畜産物の流通はブロックされる」という全く意味のないどころか畜産農家の負担を増やすだけの状況を作り出すことになり、これは抗体を保持する個体が存在する間ずっと続くことになる。

畜産学者や疫学者といった専門家の意見を取り入れた別の対策を考えるべきではないだろうか?

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