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2011/12/30

[ game ] カードバトルのソーシャルゲームがつまらない理由

2012-01-04 画像ミスを修正しました。

Twitter でこんな発言をしたら

というリクエストをいただいたので、わたしが面白くないと思っている理由を書いてみようかと。

カードバトルゲームそのものを否定しているわけじゃない

まず最初に、わたしはカードバトルゲームそのものを「つまらない」というつもりは全くありません。
この点は誤解されないようお願いします。

わたしが「つまらない」と思っているのは、聖戦なんちゃらとか美しすぎるなんちゃらのようなタイトル。 結論を最初に言ってしまうと、わたしは「各社が狙ってるプレイヤー層と違うこと」じゃないかなと思っています。 とはいっても、これだけじゃあまりにも短すぎるのでもう少し考察してみたいと思います。

あと、頭痛と咳と腹痛と闘いながら書いた文章なので誤字とか何を言ってるかわからないという個所があるかもしれません。 ご意見・ご指摘歓迎します。

カードバトルゲームの魅力って何?

一言で言ってしまうと、わたしは「わかりやすさと奥深さ」だと思います。

それぞれのカードは、将棋やチェスの駒のように決まったアイコンがあり、決まった能力があります。 それぞれのカードは比較的わかりやすい。

わかりやすいからといって薄っぺらいかというとそうではなく、これまた将棋とかチェスを想像するとわかりやすいでしょう。 初心者とトッププレイヤーでは大きな差があります。どの駒をどんな時にどのように動かすのかという戦略が求められるのです。

戦略の幅は(そのタイトルの設計の良し悪しにもよりますが)カードの枚数が多い分だけ広がります。 自分で使っているカードでも予想外の使い方をされて「こんな使い方もあったのか!」と驚かされることも少なくありません。 また、自分では「これはいったいどう使うんだろう」と悩んでしまうようなカードでも、ほかのプレイヤーの使い方を見て「あぁ!こう使うのか」と気付くこともあります。

1枚1枚のカードは将棋の駒と同じように簡単に理解できます。が、カードをどう組み合わせるかを考えると戦略は膨大な数存在するのです。 自分で戦略を練ることも楽しいですし、他のプレイヤーとの交流を通じて自分の持つ戦略の幅をどんどん広げていけるのもまた楽しい。

戦略性とは別の部分に楽しみを感じるプレイヤー

さて、価値観は人それぞれなので、当然のことではありますが、わたしとは別のことに魅力を感じるプレイヤーもいます。

その一つは古くはビックリマン、最近では遊戯王で見ることができる「コレクター」タイプです。
カードを集めること、それも希少なカードを集めることに楽しみを感じるタイプですね。

いまあるカードバトルタイプのソーシャルゲームってどのタイプ向き?

カードの追加を大々的に宣伝し、またガチャでとても希少なカードが手に入ることを強調する姿勢を見れば、 コレクタータイプに向いていると言えるでしょう。

一方で課金ガチャで極低確率で手に入るレアカードの異常な強さの前には(自分も同じカードをそろえない限り)戦略なんぞ吹き飛ばされてしまいますので、戦略性を求めるタイプには向いていないと言えます。

結論として

わたしの場合ですが、いっぱいカードがあるよ!とか美しすぎるカードがあるよ!と「集める楽しみ」を第一にアピールされても、「わたしが楽しみたいのはそれじゃないんだよね。」と思ってしまうのです。

わたしが求める楽しみとカードバトルゲーム製作者さんが提供しようとしている楽しみの違い。
これが、今あるタイトルに魅力を感じない理由です。

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